CATEGORY 【割烹 尾だ鞠】



2007年01月27日

モツ鍋と・・・

モツ鍋、尾だ鞠亭では初登場ですわね。


福岡の名物料理、家庭料理にもなっている鍋です。
調理も簡単で美味しいですから、新鮮なモツが手に入ったら手軽に作ってみてはいかがでしょう?

材料は、モツ、キャベツ、ニラ、にんにく、鷹の爪。
スープは、市販のモツ鍋スープ(味噌味・醤油味)がスーパーでも売られているようです。
でもやっぱり
自家製スープ(和風出汁と、鶏がらスープを合わせてから 醤油or味噌で味付け)の方が、
断然美味しいですよ。^^

新鮮な牛モツだと下茹で1回だけで、臭みは充分取れますよ。
コラーゲンたっぷりの小腸と、見た目はちょっとグロテスクだけどコリコリ食感がたまんないセンマイ。

スープをひいた鍋にモツを入れて、その上に大蒜スライスをパラパラいれて
あとは・・・鍋からはみ出るくらいにキャベツとニラを山盛り、てんこ盛りにします。
その野菜が、しんなり鍋の中におさまるころ、モツも食べごろなのです。
スープと一緒に取り分けて、柚子胡椒などを添えて召し上がれ。

と、

もちろん本日のメインは このモツ鍋。

だけど、これだけじゃヘルシーすぎるかもしれないわねぇ・・・と、
ご招待したお友達が心配してくれましてね・・・・差し入れがありましたの。

***

調理人は、J調理師會・大洗支部より木茂シラコさん。


こちら・・・あん肝様ご一行。


あん肝のカリッとソテー・ローストオニオン・バルサミコ・ソース。


木茂シラコさんがおっしゃいますには、
大洗では、このような美味しい食べ方を「ソトカリナカトロ」というそうです~。


そして、


白子の天ぷら。

しらこのてんぷらてんこもり。


すごいわね。

相変わらず濃いわよね。


で、

ちょっと箸休めに・・・

・・・ミンクくじらのお刺身 みたいな



ごめんなさい。ごめんなさい。もう言いません。 みたいな

蕪の柚子煮&リーキのチーズ焼き。


ポテトの重ね焼き2種。


木茂シラコさんの仕上げの一品。

きも煉り焦し味噌仕立!のっけたご飯。


ごちそうさまでした~!

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2007年01月21日

タルタルステーキ

本日は、熟成した馬刺しを使いまして タルタルステーキを頂きました。

実はこの為に...某国某尾だ鞠亭主にしか連絡のとれないといふ
I・C・A(インターナショナル調理師アソシエイション)の創始者にお願いしましてね...
こちらに加盟中の J調理師會・モンゴル支部より J・嗎(マー)さんにお越し頂きましたのよ。
え?I・C・Aを ご存知ない?あらま。それはそれは・・・。


でね、
昨今は牛肉が主流のタルタルステーキも、本来は馬肉で作っていたものなんですって。
J・嗎(マー)さんが ウチの馬刺しの熟成具合に感動して、
調理しながらタルタルステーキのルーツをご教示くださいましたの。

嗎さんのお話によりますと...
タルタルステーキという名前は、モンゴル帝国の遊牧民たちを指す「タルタル人」が由来。
そのタルタル人が遠征の際に連れていく馬は、一人で数頭。
多くの馬を連れていくことで乗用はもちろん、乗り換えながら軍の食料にもしていた訳ですね。
しかし、もともと乗用の馬なので、食用に飼育された馬肉とは違って
非常に硬く筋の多く食べにくいものだったらしく、
刀で細かく切った肉を入れた袋を 鞍の下に置いて馬に乗り、
自分の体重と馬の運動で潰してから味付けをして食べる食習慣があったと言われます。

人間と馬の体温に挟まれて時間をかけて...って、
いくら香辛料を使ったといっても生で食して大丈夫だったの?と疑問に思いましたら、
基本的に馬は体温が高く、その筋肉中には寄生虫等の非常に少ない動物なのだそうですよ。
なるほど~!と思いました。
たしかに尾だ鞠亭では、馬肉の保存には気を遣っておりますが、
それでも他の生肉に比べるとかなり長い間、問題なく生食できるのです。

熊本人が馬肉を食べるようになったルーツが見えたような気がしました。
そう。モンゴル帝国のタルタル人によって もたらされたものなんです。

このタルタルステーキは、ヨーロッパにも渡り食べやすくするために
火を通して食されるようになりました。
その地とは、ドイツのハンブルグ・・・そうです、ハンバーグです。
日本人の大好きなハンバーグ。このルーツも タルタル人だったんですね。
そして、ハンバーグも もともとは馬肉だったのです。

チンギス・ハーンが1206年に創設した遊牧国家の「食」が、
いまこうして私達に馴染み深いメニューとして食卓に上ってるんです。
海を越え悠久の時を経て繋がった食文化。と思うのは大袈裟でしょうか?
いーえっ。
子供の頃から大好きだった、馬肉料理もハンバーグもあまりにも当たり前すぎて
どこの誰が作った料理かなんて考えないほど、家庭に馴染んだメニューだからこそ
46歳になった今、こうしてそのルーツを知ったことで、とーっても感動しちゃってる私なんです。
馬刺し、馬肉料理は熊本の食文化だと ずっと誇りに思っていましたが
その馬を食すことは何処からきたのか?というところとは未だ出会ってなかったんですね。
だから、きょうは私にとって馬刺しとハンバーグに、あらためて出会えた記念日。

そんなお話しのなか、J・嗎さんは淡々とお料理を作り続け・・・

作ってくれました。

ハンバーグ!!!

う・・・うれしぃ。

お・・・おいひぃ。

荒く刻まれた馬肉の味が、火を通したことでふくよかな味になり
ピクルスやケイパーの酸味が馬肉のそれをますます引き立てています。
こんな美味しいハンバーグ、生まれて初めて食べました。と、
あたしとあろうものが、感動しすぎて手足バタバタ状態で頂いてました。

「ソーデスカ!ソンナニヨロコンデモラエテヨカッタデス!」
と、
J・嗎さんは「ダッタン人の踊り」を口ずさみながらモンゴルへと帰っていかれました。

とさ。

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2007年01月19日

塩くじら


福岡出身の知人より、「塩くじら」を頂きました。

これは、くじらの赤身を塩漬けした福岡独特の珍味とか。(知らなかった!)
焼くと、にがり塩がバチバチと火をはなち、くじらの香ばしい匂いがたまんない。
表面に浮いたにがり塩を お湯でゆすいで短冊切りに。

これは・・・・まさしく珍味です!

なつかしい くじらの味がギュ~っと濃縮されております。
そして、
このクセになりそうな、しょっぱさは・・・お酒がすすむ。
ごはんも欲しい。お茶漬けにぴったり!

嗚呼・・・

またもや未知の味に出逢ってしまったわ。。


ひあはへ~。

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2007年01月05日

馬アキレスと馬のスジ

尾だ鞠亭で 馬といえば・・・
馬刺しはもちろんですが、もうひとつ忘れてはならないものがございます。

それは、「スジ」。馬のアキレス腱のことなのですが、
毎年、我が家のおでんの中では主役として君臨しております。


煮込んで三時間程の「アキレス」と「すじ」


まる一日煮込んだ「アキレス」と「すじ」


そして、もう半日程煮込んで・・・私の大好きなトロトロ状態。


馬の味わいを楽しみたければ、「すじ」の方が美味しい。
でも、「アキレス」の味わいは食べた人でなければ解らない食感だと思う。。
硬いままなら ゴリゴリと噛み締める美味しさがあり
もう少し煮込んだところでは ゴリゴリが少しだけ柔和になってて・・・
完璧に煮込むと ゼラチン質のトロトロ状態。
もう たまりまへん。
まだ私が郷里にいた頃、おでん屋さんで「スジ!」と頼むと「どれがいいの?」と、好みの硬さを必ず聞かれたものです。(今はどうなんでしょうね?)
とーぜん 私は、硬いのも柔らかいのも両方頼んでました。
OL時代の私・・・、これと熱燗さえあれば 飲兵衛なおぢさま達に囲まれながら
ひとりでも ニコニコおとなしい酔っ払いでいられたものです。(ほんとよ)


ところが、

以下は、昨年暮れのお話し。

今冬も田舎から送ってもらおうと母に頼んだところ・・・なにやらこの「馬スジ」に異変が起きている様子。
昨冬までは、熊本のどこのお肉屋さんやスーパーに行っても普通に串刺しの「馬スジ」があったんです。
それがどういう訳か、どのお店に行っても「馬のアキレス」が売っておらず・・・売り場では「牛のアキレス」しか売られていないと言うのです。。

母はその時、仕方なく「牛のアキレス」と、「馬すじ」を送ってきてくれました。
私は「えー?牛~?」と毒吐きながら(バチ当たり)一応 おでんに投入、煮込み開始。
それと一緒に「馬すじ」も投入。

今までは「スジ」というのが「馬アキレス」の呼称だった筈なのに、送ってきた「馬すじ」は、とても肉っぽい・・・。でも所々にアキレスっぽい筋がついている。と、また母に確認すると、今は(・・・今年から?)アキレスの周囲の肉を「すじ」と呼ぶようになってるらしい。
私が長年「馬のスジ」と認識してきたものが、現在では「馬のアキレス」、その周囲の肉片が「馬のすじ」として市場に出回っているそうな。
不思議。
なんで、「馬アキレス」が市場から消えちゃったのでしょうか??

そんなこんなを 考えているうちに おでんに入れた「牛アキレス」が煮えてきました。
と、おでんの蓋をあけると・・・びみょーに牛脂の匂いがする。
いや、別に・・・美味しければ良いのよ。と思いながら食べてみると・・・・
う・・・見紛うことのない牛味だ。モー。
馬に馴染んだ私の嗅覚に訴えるにはあまりにも違いすぎる匂い。
牛の匂いと馬の匂いじゃ とーぜん全然違う。
いや、牛と認識して食べれば これはこれで充分美味しいです。はい。
しかし、
走る馬と、走らない牛。
アキレス腱は、やっぱ 走る方が美味しい。

次に、肉っぽい方の「馬すじ」を食べてみると・・・
こちらは噛むほどに馬肉の味がしてきて、文句なしに美味。


たぶん、

私が「牛アキレス」を受け入れられないのは、馬の代替と思ってしまうからなのよね。

「馬は熊本食文化の大きな柱だけんね。
肉だけじゃなかよ、ホルモン類も脂も ぜーんぶ熊本人の血肉ばい!
無かなら無かで諦めなんたい!安直に代替なんか並べたらいかんけんね!
馬じゃなかなら、スジなんか無かっちゃよかけんねっ!!
馬がなかなら肉なんか一生食わんけんねっ!!!」
と、
無駄な遠吠えでも 吠えてみせるのが”肥後もっこす”です。

嗚呼、私は正しい肥後もっこすになりたい。でもなれない。。女だから。しくしく。


後日、もっこすより豪快な母があちこち奔走して最終的に 某馬肉問屋に尋ねたところ、
「もうスーパーなんかじゃ馬のアキレスは手に入らないですよ」と言われ、
その理由まで教えてもらうことは出来なかったと言っておりました。
しかし、その問屋さんが自社で捌いている生のアキレスを譲って貰えることになりまして、
私と母の お正月は、無事にめでたく馬アキレスと、馬すじを頂けました。

国産馬の生のアキレス。自分で茹でて ぶつ切りにするんですけど・・・これって、
もともと 一般消費者が手に入れるのは困難だった筈の上物・・・。瓢箪からコマ?(違;)

「まー、騒いでみるもんだわね。」と、
母と電話で笑い合った大晦日だったのでございました。

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2007年01月04日

新年会

私の郷里では、馬刺しは新年のお祝いに欠かせない食べ物です。
ということで、今年もまた母が 馴染みの問屋さんより送ってくれました。

今年の馬刺しは、いつもに増して美味しくて・・・味も香りも抜群でした。
一緒に食べた友人も「ん~っ!ナニヨこれっ?」と、悶絶しておりましたわ。
ほっほっほ。


さて、
本日の二大メインの もう一つ。
タラバ蟹でございます。
最近 皆さんからよく言われるんですよ。「カニ、好きなんですね~!」って・・・。
ええ。好きですよ。好きですとも。
でもね、私が選り好みしているわけじゃないんですよ。
カニが私の所にやってくるんです。勝手にね。ほっほっほ。

馬刺しに負けない濃~い存在感に大満足。
抱き身の部分では、Jがカニオムレツを作ってくれました。

ネギ油から作りはじめたソースには、ネギと大蒜が隠れていて不思議な食感が楽し美味しい♪
もちろん卵の中には、ぶりぶりのカニ身がいっぱい埋もれておりました。
そして最後は、このカニ殻のスープで「カニ雑炊」♪(写真無)


あ、馬刺しでは他の食べ方もしてみましたのよ。

馬刺しのユッケ。
普段の馬刺しは肉の繊維を断ち切るように直角にスライスします。
こうすることで肉が程好い柔らかさの食感になるのは皆様もご存知のところですよね。
でも、花板Jは敢えて繊維に沿うようにカットして お肉の食感を引き出してくれました。

食べ慣れている筈の馬刺しが、コリコリっとして・・・新鮮な味わい。
それでいてしばらくすると口の中で溶けていきます。この食べ方は驚きでした。

そのあとに、これを出すのはちょっと・・・とも思いつつ、馬刺しのもうひとつの定番「たたき」。

加熱した馬肉は独特の良い香りがします。
表面をさっと炙っただけで、また違う馬刺しの味わいを楽しむことができる。
これは、生醤油でもポン酢でも好きな薬味と合わせることで一層 お肉の香りが引き立ちます。

上記二品は、普通の馬刺しに飽きた方にオススメ。
是非お試し下さいませ。

本日は、お正月ということもありましてね、
この他にもまた食べきれない程色々なものもございました。
数の子、紅白かまぼこ、伊達巻、辛子蓮根、鮭南蛮漬、キャビア等など。
所謂、御節の定番ですね。あ、それと「馬スジ2種」のおでんもありました。これはまた次回。
でも・・・
お正月は やっぱり馬刺しと蟹ね。。きゃはは。(殴)


本日のめにゅう♪

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2006年12月27日

年忘れ

本日は 友人Jとの忘年会。
Jが来たからには、何か作ってもらわなきゃね。
なんつったって、尾だ鞠亭の花板ですから。

ということで、早速頂きましたのはレンコンと笹鶏の照り焼きでございます。

捌いたモモ肉を お醤油と味醂で下味つけただけよ。と、Jは言うけれど・・・
味美照美文句無しの一品♪

そして何より、J農園のレンコンが驚くほどに濃い味で、
笹鶏の個性にも 甘辛タレにも負けない主役級の美味しさで嬉しくなっちゃった。

あのレンコン畑に咲いていた美しい花の下、泥の中で、しっかりと育ってたレンコン。
強い強い泥の力を蓄えて、こうして目の前にあることが不思議だった。


さて、ここで Jに一休みしてもらいまして、尾だ鞠のカキフライ&コロッケ。

宮城産の牡蠣が小粒だったので、小さいのを2コまとめて1個にしてみたけど
思ったよりも牡蠣の味が濃厚・・・小粒を1個ずつフライにしてよかったかも。。

んで、
尾だ鞠亭名物になりつつあるコロッケ。お馴染みよね。^^;

卵が・・・

割れて・・・


何かが・・・


生まれる・・・?


そーすころっけ。


・・・

すみません。あそんでみただけです。ごめんなさい。もうしません。


さて、
お腹が落ち着いたところで、しばし休憩。

ビールから濃い目のお酒に切り替えまして、おつまみはサーモンとパン。

美味しいおつまみがあると、お酒も おしゃべりもすすみます。

で、

お願い。


見ても怒らないでね。

うふ。


海のとんぶり。

ほっほっほ。(殴)

さてさて、

おしゃべりしながら、お酒がすすむと・・・私はお腹が空きます。
飲めば飲むほど、なぜか俄然と食欲がでてくる。

ということで、次にJが作ってくれたのが、笹鶏の水炊き。

Jは、昆布だけのお出汁でシンプルに作ったというのだけど
笹鶏のスープは・・・お塩だけで、信じられないくらいの深い味わいが出てる。
これが滋味というもので・・・・体の芯まで しみこんでいくのを感じられました。


このスープ、翌日には煮凍り状態。
プルプルのゼラチン質になっておりまして私のお肌もプルプルだったわ♪(^^)


笹鶏で残ったもの。


ごちそうさまでした。

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2006年12月02日

初物!

未来へのトンネル........?


なんてね。(笑)

J農園の レンコンです!初物です!


あのレンコン畑で、とうとう念願のレンコンが収穫されました♪


2年前、私がこの家に越してきた最初の冬に 若者達とごはんを食べながら
「ね~誰か、レンコン作らないの?」と私が聞くと
「わたし、レンコン作りたいのー!」と、Sちゃんが言う。
その頃はまだ、D君が違う農場に居たから J農園はSちゃん一人でやってたんだよね。
皆でワイワイ言いながら、レンコンは難しいねー。でも作りたいねー。作ってよー。作ろー!作れー!作ればー?どこでー?・・・・・・・・・・しーん。なんて、言ってたのが昨日のことのようです。こんなに早く実現するとは・・・!嬉しい驚き。

Sちゃん、Dくん、おめでとう。
今年は お米といいレンコンといい初物尽くしだったね。(^^)
嬉しいおすそ分けを ありがとう。
かーさん、ほんとに うれしいよ。

さて、なにをつくろうっかなー♪

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2006年11月28日

リーキ!

今夜のお夜食。

J農園のリーキがある。
けど、リーキを 自分で調理するのは始めて。
どうしようかなぁ。と、一瞬だけ考え・・・
スープ&チーズ焼きに決定。(簡単すぎ?^^;)


リーキ&パンチエッタのスープ


塩分調節も兼ねて、白ワインで味を調えました。

パンチエッタは、リーキの甘さとも相性ばつぐんです!!



こちらは
リーキのチーズ焼き


はじめ、リーキを柔らかくする為に スープの方で 一緒に煮ました。
ある程度柔らかくなってから取り出し、
ミックスチーズとブルーチーズを乗せてオーブントースターへ。

取り出した時には、まだチーズがぐつぐつ。あちち。



んもうっ。ブルーチーズの香りがたまりません。。
そこからは、スープでしみこんだ白ワインの香りもほのかに・・・。



先日 妹が差し入れてくれた黒米パンに、チーズの絡んだリーキを乗せてみる・・・

はぁぁ~~。おいひい~~~。

悶絶。

(^^)b

リーキ●英名:Leek
●和漢名:せいようねぎ(西洋葱)、にらねぎ(韮葱)、ポワロー、ポロねぎ
●学名:Allium porrum L.
●科名:ユリ科の二年生草本
●原産地:地中海沿岸
●主産地:オーストラリア、ベルギー

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2006年11月20日

鶏話

先日の笹鶏に続いて、本日は笹鶏の燻製です!

生肉の時と同じく、一羽分が4つのブロックになっていました。
それにしても、素晴らしい飴色です。
さっそく、ささみと、ももをスライスして頂いてみました。
しっかりとしたお味がついていてるのに、くどくありません。
が、このままで食べると きっと、あっというまになくなるわ。。
笹鶏さんから教えていただいたように他の食材と合わせて頂きます。^^
 ↓
このまま食べるというより、これを素材として、
調理するという物かと思います。
野菜炒めに入れるとか、チャーハンに使うなどです。
煮物にも、スープでも良いです。
味はしっかりついているので、風味は保たれます。
ベーコンの鶏肉版と考えてお使いください。


そして同じ日に購入されたAさんからは、この日の購入者皆さんへの食べ方ヒントメールが!
  ↓
まず、関節ごとに切り分け、骨と身を分けました。
この骨はスープにいたしましょう。
皮はそのままではかなり堅そうに感じたので、
指で剥いてみたらきれいに剥けましたので、
皮は皮で酢に漬けてサラダに合えたら美味しいかな?

レシピのヒント・・・ありがたいですねぇ。

ではではと早速、骨と身を分けて、皮を剥き・・・(私には重労働でしたが)
皮は、完熟玉ねぎと一緒にレモン汁でマリネに、
骨は、我が家の定番・おでんのスープにしました。
ウチのおでんは、鶏がらでスープをとって、「かまぼこの燻製」を入れて風味を出しているんです。
だから、燻製笹鶏の骨を入れたことで ますます深い味わいになりました。

身が美味しいのは当然です!

先日の生肉も今回の燻製も、孵化から笹鶏さんが大事に育てられてきた鶏達です。
笹鶏さんの手でこうして手を掛け燻製にまでして頂いたものを口に入れながら、
ふと また 命を頂くという当たり前のことを考えます。
ありがたいです。

この燻製にについてのお話しは笹鶏さんのブログでどうぞ。
地場・旬・自給「笹鶏肉の燻製の作り」

数日後・・・

こちらは、
普通のスーパー鶏肉ですが・・・若者達との夕飯用に「チキン南蛮」を作る。
このチキン南蛮って最近でこそ全国的になったけど、もともと宮崎の名物料理。
鶏の唐揚げに甘酢とタルタルソースがかかってるだけなんだけど・・・
私、なぜか たま~に 食べたくなるのよね。。。

タルタルソースを作ってるときにやってきたSちゃん。
手伝ってくれるというので、ソースに入れるゆで卵を刻んでもらいます。
「みじん切りにしてくれる?あ、粗みじんにしてね。」「はあい!」
で、まな板の上を見ると・・・・・サイコロみたくなった茹で白身がいっぱい。。。
「これこれ。それはぶつ切りってゆーんじゃないかい?」「えー?やっぱり大きかった?」
やっぱり?って、大きかった?って、ねぇ。
ぶつぶつ。。。
そこで、私が先に刻んでおいた、ピクルスや玉ねぎのみじん切りを見たSちゃん、
「ゆみさんの みじん切り、小さすぎー!!!」
「小さいから微塵切りなのよっ!このタコムスメっ!!!」
「きゃー!日記に書かれるー!」

(-"-;)


書いたわよ。

んーーーっと。私はこの日、
微塵切りの大きは それぞれの家庭で定義が違うんだと教えてもらえました。
べんきょーになりました。とってもとっても嬉しかったです。はなまる。


ほっほっほ。

んで、食後にSちゃんの ママン作「かぼちゃのプディング」を 頂きました。
ありがとうございます。めっちゃめちゃ美味しかったです♪

投稿者 ゆみ@尾だ鞠 : 10:49 | コメント (0) | トラックバック

2006年11月09日

祝い膳

さて、お約束。
お誕生日のお祝い膳のご紹介。

*********************************

妹が届けてくれた焼きたてカンパーニュと かぼちゃ食パン♪

スモークサーモンとクリームチーズ、レバーペーストをお供に頂きました。
カンパーニュの使用小麦は なんと!嬉しいSちゃんの小麦配合♪^^
ゲラントのお塩と地元の蜂蜜だけで作ったのだそうです。
うーん!いい香り!もちもち感があって、噛むほどにしっかりとした味。
そして小麦酵母のかぼちゃ食パン・・・まで到達できず。うふふ。明日のお楽しみなのさっ♪


こちらは、京都の友人から届いたプレゼント!
淡路島の玉ねぎです!

友人の手紙に、この玉ねぎの糖度は16度以上の「完熟玉ねぎ」と、説明があります。
(一般の玉ねぎの糖度は7~8度)
糖度が高いぶん普通の火加減ではすぐに焦げ付くから、弱火でゆっくり火を通すようにとのこと。
きゃー!楽しみー♪

てことで、調理開始!
調理人は、尾だ鞠亭の専属 花板 Jでございます。

ピーナッツオイルをひいたスキレットで火を入れられる 玉ねぎ。。
じっくりと15分以上焼いてたんじゃないかしら?

見て!この焼き色の美しいこと!


最初の一口。何もつけずに頂いてみました。
ぱくっと口に入れるなり・・・口中にその甘さが広がる。
えー?なんなの?この甘味!と その甘さ、味の深さに感動しているところに
Jが お塩を パラパラッと振り掛ける。
それをまた一口。ぱくり。もう口を開きたくありません。
甘味と香りを逃したくなくて無言でもぐもぐ。Jも もぐもぐ。お互いに目だけが ニンマリ。

オニオン・スライス。
水に晒さず、しばらく空気に触れさせてから頂きました。

生でも充分に甘い。けど、ただ甘いだけではなく ちゃんと辛みもあるから深い味わいがするのね。

この玉ねぎは、本州には出回っていないということで、淡路島の生産者の方の所まで
わざわざ 買い付けに行ってくれたという友人に、感謝です。
きっと 彼女には、私が喜ぶ顔までお見通しだったに違いない。。
持つべきものは食いしん坊仲間よね。(笑)

私がひたすら玉ねぎの甘味を味わっている間に、Jが次の料理にとりかかる。


Jのお取り寄せ。THE 蟹。
・・・やっとシーズンを迎えたのね。とっても久しぶりだわ。ええ。とってもよ。

いかがかしら?


あ、一番右側のコだけは ズワイちゃんじゃなくって・・・なんだったかしら?
私がひたすら食べ続けてる間に、 Jが一人で、カニ玉用の身を穿り出してくれてたわ。
いや・・私が役に立たないってんじゃないのよ。
今日は私のお誕生日だからアナタは何もしなくていいのよ♪って言ってくれたからよ。
やろうと思えば、カニの身なんぞいくらでも穿れるわよ。私だって。。。
でも、穿ってもらったり 剥いてもらったりしたら、一層 美味しいに決まってるじゃない♪
次々に私のお皿に乗せられる ズワイちゃん。
わんこ蕎麦ならぬ、わんこ蟹。

もう・・・ズワイちゃんまでが 甘いのなんのって・・・


石が飛んできそうなので、これ以上は申しますまい。。

そして、
穿られた身で出来たカニ玉ちゃん♪

その後・・・・
カニの殻からとった出汁で、ご飯を炊きましたの。

100%蟹のスープだけで炊いたご飯は、具材がはいってないのに濃厚な 蟹の味ごはん。
おこげの味がこれまた美味しくて・・・悶絶。

この ごはん・・・実は、J農園の新米なのです!(先日の稲刈り写真の時のお米)
数日前にSちゃんが届けてくれたのを すぐに食べるのがもったいなくて、
神様にお供えしたまま誕生日まで待っておりました。^^


ごちそうさま~~!

嬉しい美味しい一日でした。(^^)

あ・・・・


まだ、おまけが・・・。

*********************************

Jが出しなさいよねっ!て言うから、出すわよ。

自分の誕生日にケーキって、ン十年も用意したことなかったから・・・
バースデーケーキってのを買ってみたくなったのよ。
「ケーキに入れるお名前は?ろうそくは何本要ります?」と聞かれ、
慣れないシチュエーションに どきまぎ。しどろもどろ。
聞かれたら ごまかしたくなる・・・という悪癖も なんとか押さえ込み・・・
正直に 「46本!」と言うと 一瞬沈黙の店員さん。
しばし間があってから「大きいの4本と小さいの6本入れておきますね」と笑顔に戻った。
えーっ!!と私は内心ブーイング。どーせなら小さいのがいっぱいの方がいいのにさ。
ブツブツ。
しかし・・・レジ横にあった ろうそくを見て気が変わりました。

数字ろうそく。
シンプル&ダイレクト。


46才記念の初顔見世でございます。

滅多に 見られませんからね、プリントアウトして・・・煮るなり焼くなり好きにおし。
夢に出ちゃったらごめんなさいね。ほっほっほ。

んで・・・・
46歳にして、初めて・・・幼少時代よりの念願を果たしました!
ケーキを切り分けず・・・ホールの ど真ん中を 掬って、食べてみたかった!
もう誰に叱られる事もないんだからっ!
好きに食べて良いんだからっ!と、Jの声援を受けまして・・・

いかせて頂きました。
この後は・・・Jも嬉々として参加。
ケーキには、まるでモノリスの集合体のように・・・ブラックホールが成長し続けたのでございます。

きゃはは♪

投稿者 ゆみ@尾だ鞠 : 04:09 | コメント (2) | トラックバック

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